■頭脳明晰、柔軟、刺激的な人物■~ウォーターゲート事件こそ好例~
おはようございます。
冬の寒空、冷え込んだ川崎の朝です。
かねてからの予報通り、
この冬一番の冷え込み、
日中も寒そうです。
水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーの目からみてカールは、
彼自身の頭のよさの
犠牲になっているように見えたが、
そういう見方は
公正でないかもしれない、
とする。
単に、時代の先を
行きすぎていただけに
すぎないのかもしれないからで、
すでにカールが亡くなった後のことだったが、
まさにウォーターゲート事件こそ、
現実の政治が、
彼の想像力の水準に
ようやく達したことの好例だった、
と続ける。
いずれにせよカール・ポランニーは、
頭脳明晰にして柔軟、
かつ刺激的な人物で、
同時に、穏和にして寛容、
かつ豪放な人物で、
しかも、逆境にあるほどに
純粋さを増した、
とする。
「こうして一九三九年第二次大戦が勃発し、
翌四〇年の六月には、
ドイツ軍の攻撃激化によって
イギリスに帰れなくなったカールを、
私たち夫婦は、
バーモント州北部に
一夏の予定で借りていた山荘に
迎えたのだった。」
(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)
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