■『「経済人」の終わり』の刊行■~ヒトラー敗北後の世界~

 おはようございます。


快晴の川崎の朝、

昨夜から厳しい冷え込みが続いています。


日中は二桁気温にはなりそうで、

少しほっとする天気の様です。


金曜日、今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




バーモント州北部に一夏の予定で

借りていた山荘でカールと共に過ごした

その一年前の一九三九年、

ドラッカーは処女作である

『「経済人」の終わり―全体主義はなぜ生まれたか』を刊行し、

ナチズムの勃興と、リベラリズムおよび

ヒューマニズムの衰退の原因を分析していた。



そして、その著作の構想は、

数年前の一九三三年、

ヒトラーが政権を取った直後に

生まれたものだった、

と続ける。



ドラッカーはその後ずっと、

次は、過去ではなく

未来についての本、

ヒトラー敗北後の世界の

来るべき政治と社会のあり方を

追究しようと思っていた。




「そして一九四〇年の夏、


 いよいよ書く準備が整ったのだった。


 その本は二年後、


 『産業人の未来―改革の原理としての保守主義』


 として上梓された。」



(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

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