■妙な名前を口ずさむという癖■~大きな声で笑い、多弁だった。~
おはようございます。
未明の高知の朝、冷え込んでます。
全国的に大雪の恐れがあるとのこと、
お気を付けください。
水曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
カールはますます人類学そのものに熱中し、
脚注にこだわる学究生活に
入り込んだままとなっていった、
とした。
そして、その頃の数年ドラッカーは、
少なくとも月に一度はカールを訪ねていた、
と続ける。
彼はモーニングサイドハイツの
コロンビア大学教員マンションに住んでおり、
どの部屋も、床から天井まで、
本とパンフレットと
原稿と手紙が積み上げられていた。
窓は締められ、
暖房はいっぱいに上げたままで、
セーターを重ね着していたが、
外見は昔とまったく変わらず。
大きな声で笑い、多弁だった。
そして、
会うや否や、ドラッカーの仕事や
家族のことを聞くこともせず、
そのときどきの関心事を
夢中になって話した。
「妙な名前を口ずさむという癖も相変わらずだった。
唱えるものが、未来を動かす中国の軍閥から、
青銅器時代の小アジアの遺跡や
5000年前のシュメール王国の
地方官史の役職名に変わっただけだった。」
(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)
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