■ナチスが必要としている■~事態の悪化を防ぐため~
おはようございます。
雲が空を覆う暗い川崎の朝です。
今日はこのまま暗い一日、
午後にかけ時々雨も降りそうです。
雨具はお忘れなく。
火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
「ベルリナー・ターゲスプラット」
の編集長ヴォルフは、
ユダヤ人だったため、
政権を取ったナチスにより、
予定より二年早く追放された、
とした。
そこでシェイファーが、
ベルリンに戻って
後を継ぐように
ナチスから要請された、
続ける。
ルーズベルトが
大統領に就任した後の三月、
彼は船に乗ったが、
まだ気持ちが固まていなかったため、
モントゲラスの勧めもあって
ロンドンに二、三日寄ることにした。
ドラッカーは、
結局シェイファーは、
ドイツで起こっていることについて、
ドラッカーよりもよく知っており、
甘いことは考えていなかった、
とする。
シェイファーは、
「ニューヨーク・タイムズ」の
ヨーロッパ特派員や国務省から
情報を得ていたようで、
次のように続けた。
「私がこのポストを
引き受けなければならないのは、
まさにドイツで怖ろしいことが
起こっているからなんだ。
事態の悪化を防げるのは、私しかいない。
ナチスは私を必要とし、
『ターゲスブラット』を必要としている」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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