■年季の入ったジャーナリスト■~ドイツには帰らない~
おはようございます。
雲が空を覆う暗い川崎の朝です。
これから雨雲が近づいて、
昼頃からは雨が降り始めそうです。
お出かけには、雨具をお忘れなく。
土曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
モントゲラスはシェイファーに対して、
ナチスは国際世論など
気にしないでやってきた連中だから、
外を騙すために
君を利用することは
心配しないのか、
と問うた。
これに対してシェイファーは、
むっとして、自分は年季の入った
ジャーナリストなんだから、
操ろうというのなら、
すぐに辞めてやる、
と続けた。
そして、困るのは彼らなんだから、
そのようなリスクは負えないはずだ、
と言った。
さらにモントゲラスは、
『ターゲスプラット』の
編集長になることが夢だったから、
このボストを受けるんじゃないだろうね、
と問うとシェイファーは、
次のとおり答えた。
「そう言われると思っていたよ。
そんなことはない。
君たち二人だけに言うんだけど、
妻と私は、
アメリカがすっかり気に入ってしまい、
ドイツには帰らないつもりだったんだ」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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