■悪を成す大悪人という幻想■~ほとんどの場合、平凡な者~
おはようございます。
今朝も快晴の川崎です。
昨日は夏日を記録したところも
多かったようですが、
今日はさらに上昇しそうです。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
その二年後、
『ターゲスプラット』とシェイファーの
利用価値がなくなったとき、
いずれも姿形なく消え去った、
とした。
そして、
ナチスの大量殺人者
アイヒマンについての本の中で、
ドイツ系アメリカ人の哲学者、
ハンナ・アーレント女史は、
「悪の平凡さ」について書いたが、
これほどに不適切な言葉はない、
と続ける。
ドラッカーは、
悪が平凡なことはありえなく、
往々にして平凡なのは、
悪を成す者のほうである、
とする。
「アーレント女史は、
悪を成す大悪人
という幻想にとらわれている。
しかし、現実にはマクベス夫人など
ほとんどいない。
ほとんどの場合、
悪を成すのは平凡な者である。」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
コメント