■小羊シェイファーとの出会い■~ロンドン特派員モントゲラス伯爵~
おはようございます。
雲が空を覆う暗い川崎の朝です。
日中はいくらか雲が取れ、
暖かくなりそうですが、
午後にはにわか雨の心配もありそうです。
木曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ヘンシュが訪ねてきた翌日の昼には、
ウィーン行きの汽車に乗っていた、
とする。
ドラッカーが「小羊」に会ったのは、
その一か月後の1923年の4月で、
フランクフルトを出て、
ウィーンで数週間過ごした後、
ロンドンに行くことにした、
と続ける。
しかしロンドンには、
知り合いと言える者は、
ベルリンの出版社ウルシュタイン社の
ロンドン特派員、
アルベルト・モントゲラス伯爵
一人しかいなかった。
そのモントグラスは、
ロンドンの駐在が長く、
ロンドンでも最も敬意を払われている
外国特派員になっていた、
とする。
「そのモントゲラスを私は知っていた。
というのは、
彼がベルリンの本社へ出張した際、
ほんの数時間フランクフルトに立ち寄り、
そのわずかの時間の間に、
彼と私は、彼が30代後半、
私が23歳という年の差にもかかわらず、
かなり親しくなってしまったのだった。」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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