■ナチスに入党しひとかとになる■~今こそ僕の時代~
おはようございます。
雲が空を覆う暗い川崎の朝です。
雨が時々降ってますが、
段々と上がってきそうです。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ヘンシュは、
未だに市役所回りで、
文章も下手で、
誰も僕を家に招待してくれないし、
歯医者をしている
エリーゼの父親も
彼女には不釣り合いだと思っているんだ、
と言った。
そして
ヘンシュは力が欲しく、
金が欲しくて、
ひとかとになりたいと思ったから
四、五年前、ようやく彼らが
伸び始めたという早い時期に
ナチスに入党しておいたから、
今じゃ、党員証の番号はかなり若いので、
これでひとかとになれるんだ、
と続けた。
さらにヘンシュは言う。
「頭がよくて、育ちがよくて、
コネのある連中は、頭が固いし、
汚い仕事ができない。
今こそ僕の時代なんだ。
よく見ていてくれよ。
必ず僕の評判を耳にするようになるから」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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