■姿形なく消え去った■~馬鹿にしたようなご褒美~

 おはようございます。


陽春に三日目の晴れ、

快晴の川崎の朝です。


この陽気でGWも近づき、

平常時ならウキウキする季節、

そんな中、いよいよ緊急事態宣言が発出される。


大阪に続き東京となれば、

一体的経済圏である首都圏、

京阪神にも広げなければ、

効果は限定的になるだろう。

これまでの政府施策は、

優先順位付けで失敗してきている。

これに頬被りせず、

国民の命を守る責任を果たすべく、

PDCAをしっかり実行してほしい。


水曜日、今日も一日よろしくお願いします。

----------------------



∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

ドイツの再軍備についての報道があれば、

その都度シェイファーが

『ターゲスプラット』紙において、

政府高官筋の談話を引用しつつ、

ヒトラーの平和への熱意を伝えた、

とした。



そして、これらの奉公に対して、

シェイファーは、

ときたま馬鹿にしたような

ご褒美をもらった、

と続ける。



そのご褒美とは、

例えば、

二人の年輩のユダヤ人編集者を、

金融面の校正係として、

二か月だけ雇い続けることや、

動物性マーガリンや映画入場券への

増税を批判する短い社説を書くこと

などを許されるというものであった。






「しかし二年後、


 『ターゲスプラット』と


 シェイファーの利用価値がなくなったとき、


 いずれも姿形なく消え去ったのだった。」



(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)

コメント

このブログの人気の投稿

■報復の天使のように■~力があるはずの分野~

■ゾフィー先生のまわりに輪■~生徒自身への関心~

■ハーケンクロイツを外した■~帽子をとっての一礼~