■マネジメントに残した足跡■~著述が生業~

 おはようございます。


薄曇りの高知の朝です。


未明に雨が一降りあったらしく

路面がわずかに濡れていますが、

これから晴れ間が増えそうです。


今日も相変わらずの真夏日、

ご注意を。


木曜日、今日も一日よろしくお願いします。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




クレイムズは、

ドラッカーが脚光を浴びるきっかけとなった

『現代の経営』について、

ドラッカー自身も、

あの本が刊行されるまでは

まとまったものは何もなかった、

と語ったとした。



にもかかわらず、

1990年以降に

ドラッカーについて書かれた内容の多くを

文字どおり受け止めたなら、

ドラッカーは流行を生み出しはしたが、

それ以上の影響力は持たなかった、

という印象が強く残るだろう、

と続ける。



たとえば、マネジメントの教科書を開いても、

脚注で一、二カ所ほど

ドラッカーの名前が

出てくるくらいがせいぜいで、

要点といえそうな部分には、

ドラッカーがマネジメントの世界に残した

足跡はほとんど見出せない。






「ドラッカーは


 どのようなときも謙虚さを失わず、


 自画自賛とはまったく無縁だった。


 職業を尋ねられると、


 たったひとこと『著述を生業としています』


 と答えるのだった。」



(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

コメント

このブログの人気の投稿

■距離を消滅させたeコマース(1)■~産業革命における鉄道~

■イノベーションの三つの心得(3)■~世の中を大きく変えるもの~

■なぜ企業家精神が必要とされるのか(2)■~継続していく企業家社会~