■判断は誰が下すのか■~肩書きを持たない人々~

 おはようございます。


ところどころに青空が覗く高知の朝です。

高知沖を熱帯低気圧が移動中、

今のところ影響はあまりなさそうです。


進行方向の近畿東海地方はこれから

影響が出そうですねのでお気を付け下さい。


水曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは初期の名著

『創造する経営者』『経営者の条件』

において、

組織の命運を左右する決断は、

「マネジャー」の肩書きがなくても

下せるはずだ、

と述べている。



そしてその『経営者の条件』の中で、

どの知識組織にも、

部下を持たないが

『エグゼクティブ』の呼称に

ふさわしい人々が、

大勢いるとしている。



さらに、ベトナム戦争時には、

兵士たちはジャングルのなかで、

部隊全体の運命がかかった

文字どおり

生きるか死ぬかの決断をする必要性に、

いつ何時迫られるかわからなかったが、

知識組織もそれと同じような状況にあるのだ、

とする。







「知識組織では、


 重要な判断を下すのは


 上級マネジャーだけとはかぎらない。


 マネジャーの肩書きを持たない人々や若手も、


 組織の将来を左右する判断を下す機会がある。」






(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)


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