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■自分の強みを活かす■~戦略上きわめて重要な人事~

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 おはようございます。 朝から断続的に雨が降る 蒸し暑い高知の朝、 今日は一日降りそうですね。 8月も最後、 そろそろ秋めいて欲しいですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは、 マネジャーに期待すべき具体的事項は、 誠実さ、人柄、一貫性などとしたが、 これらはあくまでも前提条件にすぎない、 とした。 そしてドラッカーは、 卓越したリーダーは ほかの人材に高い能力を求める一方、 自分の弱みから目をそらさないものだ、 とも考えていた、 と続ける。 だからこそ、 偉大なリーダーたちは、 戦略上きわめて重要な人事にあたって、 自分の弱い分野を 補ってくれる人々を雇ったり、 取り立てたりするのである。 ドラッカーは次のとおり続ける。 「無理をして専門家を目指してはいけない。  むしろ自分の強みを活かし、  ほかの分野はそれぞれ   一線級の人材に任せればよい」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■三種類の決断■~何を期待すべきか~

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 おはようございます。 小雨の降る高知の朝です。 今日は一日雨、 時折強く降りそうです。 お気を付け下さい。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人事を拙速で決めると、 よい結果にはつながらないが、 経営トップが直面する判断については、 たいていは同じことが言える、 とした。 クレイムズは、 ドラッカーが最初に 生きるか死ぬかの 決断としてあげたのは、 以下の三種類である、 と続ける。 ◎いつ誰を昇進させるかにまつわる決定 ◎マネジャーの解雇あるいは降格 ◎部門の規模や業務内容(例:設備投資の大きさ) そしてクレイムズは、 第9章で述べたように、 ドラッカーはマネジャーに 何を期待すべきかを心得ていたとし、 次のとおり続ける。 「具体的には、  誠実さ、人柄、一貫性などである。  ただし、これらは前提条件にすぎない。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■真剣に考えをめぐらす■~経営トップが直面する判断~

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 おはようございます。 雲が空を覆ってますが、 合間に青空がのぞき、 上空には鱗雲が浮かんでいます。 今日は時折雨も降りそうです。 お気を付け下さい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 当初ドラッカーは、 人事をめぐる決断だけを 対象としていたが、 のちに人事以外の 重要な決断にも 言及するようになった、 とした。 そして、ドラッカーは、 重要な採用や登用についての決断は そう頻繁に必要とされるわけではない、 と説いていると続ける。 ただし、そのような決断を迫られたなら、 決して急がず、 真剣に考えをめぐらさなくては いけないとし、 さらに次のとおり続ける。 「人事を拙速で決めると、  よい結果にはまずつながらないでしょう。  経営トップが直面する判断については、  たいていは同じことが言えます。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■決断を間違えない秘訣■~自分で決めること~

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 おはようございます。 昨晩は仁淀川まつり伊野花火大会を見物。 8月6日予定が台風で延期されたもので、 亀の井ホテルが取りやすくなっていた。 目の前で開く打ち上げ花火は圧巻、 堪能しました。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 この11章では、 マネジャーが日々直面する 重要な決断をめぐる ドラッカーの手法や 提言を掘り下げたい、 とした。 そして、生きるか死ぬかの決断を 間違えない秘訣は、 誰にも任せず自分で決めることである、 と続ける。 当初ドラッカーは、 この種の決断を狭くとらえ、 人事をめぐる決断だけを 対象としていたが、 のちに人事以外の 重要な決断にも 言及するようになった。 「そこでは『生きるか死ぬか』  という表現は用いなかったが、  人事がらみの決断にはつねに  組織の命運がかかっている。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■有名なドラッカー節■~日々直面する重要決断~

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 おはようございます。 快晴の高知の朝です。 朝風が随分涼しくなりました。 しかし日中は真夏の暑さです。 お気を付け下さい。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織が沈みそうになった時には、 誰かに判断権を集めないかぎり、 いつまで経っても何も決まらない とした。 クレイムズは、 これもまた有名な ドラッカー節であるが、 この11章では”決断”をテーマとする、 と続ける。 といっても、 あらゆる決断を 対象とするわけではなく、 ドラッカーが組織の命運が かかっていると見なした決断、 「生きるか死ぬかの決断」を扱うのだ。 「以下では、  人事や製品をめぐる決断など、  マネジャーが日々直面する  重要な決断をめぐる  ドラッカーの手法や  提言を掘り下げたい。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■『うろたえるな!』と声をあげる■~沈没しかかった組織~

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 おはようございます。 明るい陽が射し始めた高知の朝です。 朝は随分と涼しくなりました。 遠くに台風9,10号が発生し気になりますが、 週末は晴れそうですね。 日中は真夏日、熱中症には変わらず注意を。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 何年か前に、 組織の全員が利害をひとつにし、 仕事から高い満足を得るという 『階層制の終わり』がしきりに 話題にのぼった、 とした。 ところがこれは実現しなかったし、 これからも実現しないだろう、 と続ける。 ドラッカーは、 その理由は簡単であり、 組織が沈みそうになったなら、 全員を集めて意見を求めるのではなく、 命令を出すほかないのだとし、 さらに続ける。 「誰かが『うろたえるな!』  と声をあげなくてはいけない。  誰かに判断権を集めないかぎり、  いつまで経っても何も決まらない。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■第11章 生きるか死ぬかの決断■~『階層制の終わり』~

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 おはようございます。 曇り空で薄暗い高知の朝です。 今日は曇り時々雨、 雷注意報も出されています。 注意が必要です。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 誰を昇進させるかは、 マネジャーにとって とてつもなく重要な決断である、 とする。 クレイムズは、 1980年代にブランチャードとジョンソンによる 『1分間マネジャー』 (The One Minute Manager) やピーターズとウォータマンの 『エクセレント・カンパニー』 (In Search of Excellence) が刊行されて以来、 ビジネス書の書き手のなかには、 従来とはまったく異なる 新しい組織が誕生する、 と熱に浮かされたように はやし立てる人々も現れた、 とする。 そして、 当時は権限委譲運動が盛り上がり、 上からの指揮命令で動く仕組みを 逆さまにして、 階層を減らして水平な組織をつくろう、 としきりに叫ばれていたと続ける しかしドラッカーは、 これはかけ声倒れに 終わるにちがいないと見抜き、 2002年にこう記している。 「「何年か前に、  『階層制の終わり』がしきりに話題にのぼった。  ・・・組織の全員が利害をひとつにし、  仕事から高い満足を得るのだ、と。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)