■では、何が有効な方法か。■~国家存亡のとき~
働くことが成果と自己実現を意味する組織とはなにか。
それはマグレガーのY理論でも、X理論でもない。
ドラッカーは、その典型が、国家存亡のときに存在したとする。
ダンケルク撤退後のイギリスや第二次大戦参戦後のアメリカを例に挙げる。
そのとき働く者は、自らが大義に貢献していることを自覚していたとする。
「仕事が変わったわけではない。上司が特に知的になったり、
人間的になったわけでもない。
しかし当時は、限られた期間だったにせよ、
働くことから得られる充実感が完全に変化していた。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第3章 仕事と人間)
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