■問題への挑戦は機会の源泉■~社会を退化させる病である。~


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ドラッカーは組織が社会に与える影響の除去は、

社会に対する責任ではなく、自らの組織に対する責任であるとした。



次は、社会の問題である。

ドラッカーは社会の問題は、社会自体が問題を防止したり、

解決したりする機能を果たせない結果であるとする。

そしてそれは、社会の進歩を妨げる要因である。



組織は社会の一員として、その仕組みの中で存在している。

なので、社会が問題に対する機能を果たせないとなると、

組織、特に企業のマネジメントがその問題に挑戦しなければならない。



そして、その挑戦が企業にとって、機会の源泉となる。



社会の問題を解決することを事業に変えて自らの利益とすることこそ、

企業の機能である。



”変化をイノベーションすなわち新事業に転換することは、組織の機能である。”





「社会の問題は、社会の機能不全であり、



 社会を退化させる病である。



 それは組織、特に企業のマネジメントにとっての挑戦である。



 機会の源泉である。」





~P.F.ドラッカー「マネジメント」



(第4章 社会的責任 16 社会的影響と社会の問題)

















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