■誰もがマネジメントである■~「仲間のマネジャー諸君」~
人々が働く職場コミュニティは、彼らに実質的な責任を与える必要がある。
さらに、ドラッカーは、働く者と働くことのマネジメントについての洞察を続ける。
組織社会となり、ほとんどの人が組織に雇われて働く被用者となり、
労働力の多くが高学歴を持つようになった。
そこで人を動かすためには”アメとムチ”は無効となった。
そして、働く者と働くことのマネジメントについて、何が問題で、
どのようなアプローチが有効かについて明らかにした。
さらに、実現困難かもしれないが目指すべき目標も分っている。
ドラッカーは、その目標を実現するための課題は、
誰もが自らをマネジメントの一員と見なす組織をつくりあげることとする。
「誰もまだ、働く者に対して、「仲間のマネジャー諸君」とは呼びかけていない。
そのようなことは今後もないかもしれない。
しかし、それこそが目標である。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第3章 仕事と人間 13 責任と保障)
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