■育成こそマネジメントの第一の責任■~波風を立てない小心な者~
人が充実感を持って働くことができた日本における成功事例の特徴、
その5点目。
▲マネジメントの第一の責任は育成
戦後日本の雇用体制の特徴は、終身雇用である。
一旦就職すると解雇されないため、一定年齢までは
年功序列によって昇進がある。
そういった緩やかな環境の中で、若い者の面倒を見、
育てることこそ、マネジメントは第一の責任とされてきた。
「強力なリーダー教育がないが、
これが、波風を立てない小心な者を育成するうえで理想的に見える。
わずか20年の間に、世界二位の経済大国を築いた
独立心に富む攻撃的なトップマネジメントが、
この制度で生み出されたとは信じがたい。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第3章 仕事と人間)
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