■コミュニケーションと情報は別物■~重要なものは、情報ではない。~

おはようございます。

快晴の川崎の朝、

今日は3月上旬の暖かさになるとのこと、
ほっとしますね。
2月も下旬近く、一日一日冬が緩むんでしょう。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬




コミュニケーションの四つの原理

その四:コミュニケーションと情報は別物である。

コミュニケーションと情報は、
依存関係にあるが、別物である。

コミュニケーションは人の知覚に関するものであり、
一方の情報は論理に関するものであり、
”形式”の問題である。

そのため、情報は感情、価値、期待、知覚といった人間的な要素を
除去すればするほど、有効性が高まり、信頼性が増す。

そして、情報は単なる記号であるため、
その記号の意味を互いに認識していなければ、
受け手に理解されることはない。
つまり、情報は、
コミュニケーションがなければ伝えることができない。

なので、情報の送り手と受け手の間に、
あらかじめ、記号に関する了解、
つまりコミュニケーションが存在する必要がある。

しかし一方のコミュニケーションは、
必ずしも情報を必要としない。

ドラッカーは、
いかなる論理の裏づけもなしに経験を共有するときこそ、
完全なコミュニケーションがもたらされるとし、
さらに、コミュニケーションにとって重要なものは、
知覚であって情報ではないとする。




「コミュニケーションは知覚の対象であり、

 情報は論理の対象である。

 情報は形式であって、

 それ自体に意味はない。

 それは人間の関係ではない。

 そこに人間的な要素はない。」


~『プロフェッショナルの条件』
(Part4 意思決定のための基礎知識  第2章 優れたコミュニケーションとは何か)
























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