■貿易省とフリーメーソン■~親族との関わりを断つため~



おはようございます。

重たい雲が空を覆っています。
西日本から段々と雨が北上、
寒い一日になりそうです。

雨具と冬着が要りそうです。

良い週末をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ヘムは、
チェルノヴィッツに入学し、
最短期間で卒業したが、
このときも彼の叔父は、
大蔵省への就職を斡旋した。


ヘムはウィーンで
官職に就くことは同意したが、
入省したのは、
大蔵省ではなく貿易省だった。


オーストリアは保護貿易国だったが、
貿易省は自由貿易派であり、
農業国だったが、
貿易省は工業化を推進した。


しかも貿易省は、
社会奉仕や慈善活動よりも政治活動に
熱中するフリーメーソンと
密接な関係を持っていた。



「ヘムは、その10年後の私の父のように、

 政策上の考えがあって

 貿易省を選んだのではなかった。

 家族や親族との

 関わりを断つためだった。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群)



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