■いつもヘムが正しかった■~金融財政に関する独裁的権限~
おはようございます。
薄っすらと雲がかかる高知の空です。
高知らしく朝は冷え込みましたが、
日中は20度近くになりそうです。
ひろめ市場も昨日閉鎖解除、
朝から相変わらず混んでいるんでしょうか。
高知の感染は落ち着いているようです。
三連休中日、気を付けてお過ごしください。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
第一次大戦が始まり、
軍が動員される日まで、
誰もへムの警告を
深刻に受け止めなかった。
しかし、いつもヘムが正しかった、
しかも、見込みがなくとも、
正しいと思ったことには
全力を尽くしていた。
ヘムは、いわゆる平民としては、
記録的な速度で高等官に出世をした。
通常は50歳、貴族でさえ40歳まで
待たされるというのにヘムは35歳で任命され、
かつ、かつて自分のほうから袖にした
大蔵省に財政担当として移った。
「しかも、ヘムが止めようとした
第一次大戦の最中に次官補に登用され、
金融財政に関しては、
ほぼ独裁的な権限を握った。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群)
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