■ヒトラー政権獲得の直後■~どれほど一緒にいたいか~


おはようございます。

日の出が早まりましたね。
青空がピンクに染まる川崎の朝です。

昨日は風が強く、寒い一日でしたが、
段々弱まりそうです。

金曜日、今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ヘムは、
お気に入りのドレスを着た
ドラッカーの母を一目見て、
直ぐに着替え、
メイドにあげるように言った。


ドラッカーは1933年のクリスマスに、
久しぶりにウィーンに帰っていたが、
その年の春、ドラッカーはヒトラーの
政権獲得の直後、
それまでいたドイツを離れ、
数か月ロンドンの保険会社で
短期の証券アナリストの
仕事に就いていた。


仕事はクリスマス前に終わっていたが、
次の当てはなく意気消沈もしていた。
といって、ウィーンに定住する気はなかった。




「一四歳のとき以来ウィーンに住む気はなくなっていた。

 一七歳でギムナジウムを卒業するや、

 すぐオーストリアを離れドイツに行った。

 しかもロンドンでは、ある若い女性、

 のちの妻と再会していた。離れてみると、

 どれほど一緒にいたいかがよくわかった。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群)



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