■小柄で可愛い娘マルタ■~キスで迎えてくれる。~


おはようございます。

快晴、気持ちの良い青空が広がる
川崎の朝です。

明日はまた雨の模様、
窓を全開して空気の入れ替えをしましょう。

日曜日、健やかにお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

ゲーニアのサロンの建物に入ると、
がらんとした大きなホールがあり、
目の前には二階への階段がある。


そして、上り口には
シュワルツワルト家の養女で、
料理の責任者であるマルタが立っているが、
彼女は、黒い髪の小柄で可愛い娘である。


彼女はキスをし、帽子とコートを預かり、
すでに誰が来ており、
誰が来ることになっているかを教えてくれる。


さらに二階へ上がると、
もう一人の養女のミーツェがおり、
彼女は、ブロンドで背の高い美人である。


ミーツェもキスで迎え
優しい言葉をかけてくれる。



「私の母には、

 『キャロライン、素敵。

 そのショールはもっと着たほうがいいわ』。

 私には『ピーター、

 あなたクープランが好きだったでしょう。

 テノールのヘルゲ・ロズヴェンゲさんが

 今日歌ってくださるので、

 クープランを頼んでおいたわよ』」



~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群)



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