■興味津々の存在■~同性愛者としても知られていた。~
おはようございます。
薄曇りの川崎の朝です。
肌寒さを感じます。
午後には雷雨の予報も出てますので、
お気を付け下さい。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
アネッテは、三つの申し入れを断り、
ヘムとの同棲を始めた。
この様に振る舞うアネッテは、
10代のドラッカーにとっては
これだけでも興味津々の存在だったが、
彼女は、さらに同性愛者としても知られていた。
ヘムの隣室だけでなく、
何ブロックか離れたアパートで、
かなり有名な女流画家と同棲していた。
10代の私が、このような女性、
しかも美しい女性をゆっくり
見たいと思うのは当たり前だったが、
彼女は、きりっとした態度で、
サロンへの客をさっさと席に
案内するのだった。
「私がゲーニアの
サロンの仕掛けを理解できたのは、
かなり後に、ラジオやテレビの
トークショーを見たときだった。
ゲーニアのサロンにテレビカメラはなかった。
しかし、ゲーニアの席の隣に座らされるや、
ゲストは自分が主役であることを知るのだった。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群)
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