■万全を期して即興性が手に入る■～サロンはショーである～

おはようございます。

既に小雨が降る川崎の朝です。

全国向けに非常事態宣言が
発せられて初の週末。
人に合わずに自宅にいることが
感染を抑制するということが
実感できないという人が多い。

確かに非感染者同士が三密状態で
いかに大勢集まって騒ごうが拡大はしない。
問題は非感染者であることが本人にも
周りの者にもわからないことにある。
従ってスティホームは確率論であり、
感染を防ぐ最善策なんでしょう。

今日は嵐のような天候、ゆっくり過ごしましょう。
土曜日、一日健やかにお過ごし下さい。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

∬ちょこっと、ピータ．ドラッカー∬


ゲーニアは有料で客を招いてのサロンを、
一年中開くようになっていたが、
これはオーストリアでは珍しい存在だった。


ドラッカーは、ゲーニアのサロンは
盛大になっていったが、
それは彼女がサロンがオペラや
バレエのようなショーであることを、
理解していたからだった、
と続ける。


しかもゲーニアは、
小説家ヘンリー・ジェームズでさえ
漠然としか感じ取っていなかったものを
理解していた。



「準備に万全を期して、

　初めて即興性も手に入るということだった。」



～Ｐ．Ｆ．ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
（Ⅰ　失われた世界　2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群）