■良家の子女■~大学から締め出されていた。~


おはようございます。

明るい陽射しの川崎の朝です。

気持ちの良い青空が広がっています。
こんな状況の中、気持ちが晴れますね。
近くの桜の並木にぶらぶら散歩でもしましょう。

木曜日、今日も一日頑張りましょう。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーの母は、
後見人から大学受験の機会を
与えられなかった。


ところがこの後見人が、
折り紙つきのリベラルで、
後見人にすることに
伯父や伯母が猛反対した
という人物だったのである。


しかも、良家の子女が
家族の反対を押し切って
資格試験に受かったとしても、
彼女を挫折させようとする圧力は
次々に出てくるのだった。


とはいうものの、最大の障害は、
女性のためのギムナジウムがなく、
中学校のあとは教養と作法を教える
花嫁学校しかなかった。



「それらの学校では、

 そもそも大学入試に必要な科目を

  教えていなかった。

 国語、文学、音楽、美術、

  それに少々の植物学だけだった。

 入試には、ラテン語、ギリシャ語、

  数学、物理、それに少々の歴史が

  必要だった。

 こうして女性は、

  事実上大学から締め出されていた。」



~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群)



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