■華麗なるアネッテ■～さっさと客を席に案内した。～

おはようございます。

今にも雨が落ちてきそうな川崎の朝です。

昨日は気持ちの良い青空でしたが、
今日は夕方まで雨です。

必要で、急ぎの用事で出かける方は、
傘をお忘れなく。

月曜日、今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピータ．ドラッカー∬


ゲーニアのサロンでは、
二人の養女がキスで迎えてくれた。


そして、三階に上がっていくと、
いよいよアネッテがいる。


マルタが可愛く、
ミーツェが美人ならば、
そのアネッテは華麗で、
背は高く、瞳は金色に輝き、
身のこなし着こなしは、
優美そのものだった。


彼女は、出迎えのキスはせず、
しっかりと握手をし、
フルートのような柔らかい声で、
ヘムは玉突きをしているとか、
チェスをしているとか言ってくれた。




「サロンでは何が行なわれているか、

　ゲーニアの隣の主役の椅子には

　誰が座っているかを教えてくれた。

　そしてさっさと客を席に案内した。」



～Ｐ．Ｆ．ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
（Ⅰ　失われた世界　2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群）