■最初に選んだ教師は父■~女子のためのギムナジウム~
おはようございます。
明るい陽射しの川崎の朝、
うららかな春の一日になりそうですね。
在宅勤務3日目、この環境にうまく
付き合う工夫が必要ですね。
今日あたりは、ソーシャルディスタンスで
桜を見ながらの散歩でもしましょう。
皆さん一日一日気を付けてお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ゲーニアは、
女子のためのギムナジウムを
設立しようとしたが、
それは彼女一流の
正面突破によるものだった、
とする。
一等地に大きな部屋を借り、
教師を調達し、
若手のリベラルな官僚が
教える労働者向けの
教養講座があることを知った彼女は、
自らそこの生徒になり、
教え方がうまく、
しかも生徒を見下すことのない
教師を選んだ。
こうしてゲーニアが
最初に選んだ教師が私の父であり、
二番目に選んだのがヘムだった。
ドラッカーは父に、
ゲーニアが何と言ったのか
を訊いたところ、
次のとおり答えた。
「口説くような人じゃないことは
お前も知っての通りだ。
私にいわば言い渡しに来ただけだった。
役所へやってきて、挨拶抜きで、
月水と火木ではどちらの夕方が
お手すきですかと聞いた。
月の夜は大体ふさがっていると言うと、
では、火木の六時半から九時までで
お願いしますと言った。
まったくゲーニアらしいやり方だった」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群)
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