■大義を同じくする一家■~聖杯を求めた円卓の騎士~
おはようございます。
薄曇りの川崎の朝です。
昨日は小春日和で、
ほっとしましたが
今日も暖かな一日になりそうです。
火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
カール本人は
五人兄妹の四番目だったが、
このポランニー兄妹ほどに
優れた一家を知らない、
とする。
そして、
その兄弟のそれぞれが、
あれほどまでに多くのことを
成し遂げた一家も知らない、
と続ける。
ドラッカーは、
全員が名を成し、
大きな足跡を残したが、
彼らの本当のすごさは、
ビクトリア朝時代の父親から、
一九六〇年代のカールとマイケルに至る
五人の兄妹の全員が、
自由でありながらブルジョワ的でも
リベラルでもない社会、
繁栄しつつも経済に支配されない社会、
共同体でありながら
共産的ではない社会の実現という、
同一の大義を奉じたところにあった、
とする。
「彼ら全員が別の道を歩いた。
求めたものは同じだった。
それはちょうど、
聖杯を求めて旅立った
円卓の騎士たちを思い起こさせた。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)
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