■マーガリンもないジャガイモ■~生涯最低の食事~
おはようございます。
今日も青空が広がる川崎の朝です。
紅葉も色づき始め、
絶好の行楽日和になりそうです。
日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ポランニーの給料は
途方もない高給だった、
とした。
そして、二人は
ポランニー家に向かうために
市電に乗り、
終点の労働者街で乗り換え、
工場街を抜け、終点で降りて、
廃車場やごみ処理場の脇を
10分ほど歩いてところにある、
古いアパートに着いた。
下のほうの階は、
板が打ちつけられ無人で、
真っ暗な階段を五階まで上ると
ドアが開き、
ポランニー夫人のイローナ、
イローナの母であるハンガリーの男爵夫人、
8歳ぐらいの一人娘に迎えられ、
すぐに夕食になった。
「それは、大袈裟でなく、
私にとって生涯最低の食事だった。
マーガリンもない
ジャガイモだけの食事だった。
それがカール・ポランニーの
クリスマス・ディナーだった。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)
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