■カール・ポランニーを待っている■~歌うような声~
おはようございます。
快晴川崎の朝、
冷え込みが増してきましたね。
日中も肌寒い一日になりそうです。
月曜日、今週もよろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
自らが書いた論文が、
自分の読んでいた雑誌の
編集者に認められたことは、
生涯最高のクリスマス・プレゼントだった、
とした。
そして、その編集会議は、
クリスマス当日の朝8時の
時間厳守とあったので
その時間に行った、
と続ける。
白いひげの耳の遠い
創刊者兼編集長も定刻に来ていたが、
いつになっても会議は始まらず、
すでに9時近くになっていたので、
そっと聞いたところ、
「副編集長のカール・ポランニーを待っている」
とのことだった。
「口ぶりから察するに、
珍しいことではなさそうだった。
それから四〇分ほどしたとき、
全員の顔が一瞬なごんだことに気付いた。
遠くからかすかに歌うような声が聞こえ、
その声がだんだん大きくなった。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」
(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)
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