■世界経済をおかしくする愚策■~ウォール街の株式ブーム~

 おはようございます。


遅い夜明けの川崎の朝は冷え込んでいます。

空気も随分と乾燥してますね。


大方の予想通り、冬が近づきコロナ感染者数が

全国で拡大している。


第三波の到来、

未知との戦いであるが、

この半年余りに最低限やるべきことは

学んできた。


やれることをやるしかないですね。


木曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



副編集長カール・ポランニーは、

新年号の巻頭論文に

四本を提案したが、

他の編集者たちは、

困ったという顔をしていた。



そして、この提案に対して編集長は、

この夏のオーストリアの

内戦並みの騒動について

書かないわけにはいかんよ、

と言った。



すると編集者の一人がもう5年も前から

警告してきたことだから必要ないと言い、

さらに、イギリス経済だけでなく、

世界経済をおかしくする愚策だと

あなた自身が言っていた、

ポンドの切り下げについても書く必要がある、

と言った。



アメリカの株式ブームはどうするか、

ドイツの賠償問題についてはどうするか

と続く質問に対して

ポランニーは、次のとおり答えた。





「ウォール街の株式ブームなんて


 資本家の幻想にすぎない。


 ドイツの賠償は、実質的には五年前に片が付いている。


 どんな協定を結ぼうが、


 ドイツに払う気がなく、


 払う力もないことは、当時から明らかだ」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

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