■夢破れた一老人■~ムッソリーニへの失望~
おはようございます。
未明の川崎、
まだ冷え込んでいますが、
日中は20度近くになり、
ぽかぽかの一日になりそうです。
木曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
オットー・ポランニーは
相当の資産家になっていたが、
政治的には
熱烈なマルクス主義者で、
ムッソリーニを共同体国家主義、
古代共和制の復活に向かわせた、
とした。
そして、
カールはオットーのことは
あまり話したがらず、
一家全員も、
オットーがファシズムと
かかわりを持ったときに縁を切っていた、
と続ける。
しかしカールは、
1930年代の半ばに
一度だけオットーに
触れたことがあった、
とする。
「オットーはムッソリーニに失望し、
今では軽蔑さえしているが、
ムッソリーニのほうからも
忘れられた存在、
夢破れた一老人に
成り果てたとのことだった。」
(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)
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