■チャンフォリン、シャンカイシェー■~お経のように唱えていた~

 おはようございます。


夜明け間際の川崎の朝、

日毎に朝が冷え込みます。


日中も20度を下回る気温、

時折コートが欲しくなるような気候です。


火曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



ドラッカーは、

副編集長のカール・ポランニーが

遅れていたために編集会議は

始まらなかったが、

遠くからかすかに歌うような声が聞こえ、

それがだんだん大きくなった、

とした。



その声は、

わけのわからない言葉を

お経のように唱え、それは、

「フェンユイシャン(馮玉祥)、チャンフォリン(張作霖)、

シャンカイシェー(蒋介石)、マオツェタン(毛沢東)」

と聞こえた。



そして、

小さなトランクを二つ持った巨漢が

部屋に飛び込んできて、

一言「メリークリスマス」と叫ぶや、

椅子がつぶれるような勢いで腰を下ろした、

とする。







「そして再び、


 「チャンフォリン、シャンカイシェー」と続けた。


 持ってきたトランクの一つを開けると、


 本や、雑誌や、書類や、手紙が溢れ出た。」


~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」

(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)

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