■ブラジルの大陸的使命■~新しい文明の創造の可能性~
おはようございます。
快晴の川崎の朝、
一段と冷え込みました。
来週は早くも師走に突入、
最後まで落ち着かない一年になりそうですね。
土曜日、今日も一日健やかにお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ポランニー家の次男アドルフは、
ブラジルに魅せられそのまま永住した、
とした。
そして、彼をブラジルに引き付けたものは、
ヨーロッパの衰退する
資本主義とは違う新しい社会、
白人、黒人、原住民が一体となって、
近代的でありながら部族的、
自由でありながら個を尊重するという
新しい文明の創造の可能性だった、
と続ける。
彼は、第一次大戦後、
政治家、社会学者、小説家、
音楽家、画家の中心となって、
新たな文化を目指す
新生ブラジル運動を起こしたが、
この運動が、
第二次大戦後、近代ブラジル絵画、
近代ブラジル音楽、
近代ブラジル建築という、
文化と芸術の一大爆発を
ブラジルに引き起こした、
とする。
「ブラジルの大陸的使命なるものを説き、
ヨーロッパと無縁の内陸奥深くに
首都を建設すべきことを説いたのも、
アドルフだった。」
(Ⅰ 失われた世界 6章ポランニー一家と「社会の時代」の終焉)
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