■峠を過きた黒人売春婦■~熟練工に劣らない生産実績~

 おはようございます。


薄曇りの高知の朝、

少し冷え込みました。


今日3月11日で東日本大震災から11年経つ。

ひと昔前になりつつあるが、

いまだに避難されている方が8万人余り、

原発事故の収束見通しが立たないと

いった現実がある。

復興はまだまだ道半ばであることを

忘れてはならない。

この事実を心に刻みつけ、

あらためて、犠牲者の方々のご冥福を

お祈りいたします。


金曜日、今日も一日よろしくお願いします。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドレイスタットは、

高度の熟練工が居ない中、

爆擊用の照準器を請け負った際に、

キャデラックができなくて

誰ができるか、

と言った。



デトロイトにはまともな工員はおらず、

見つけられたのは、

峠を過きた黒人の売春婦だけだったが、

呆れたことに、

ドレイスタットは彼女たちを

1000人近くも集め、

さらに、彼女たちの扱いを知っているから、

その売春婦達のおかみも雇えと命じた。



しかし、彼女らには字を読める者さえ

ほとんどおらず、

しかも作業は、

キャデラック用の部品の製造や

組み立てよりも難しかった。




「もちろん字を教える暇はなかった


 そこで彼は、


 自ら組み立てを行ない


 その様子を写真に撮らせた。


 数週間後には彼女たちが


 質量共に熟練工に劣ることのない


 生産実績を上げるようになった。」




(3 アメリカの日々14章プロの経営者、アルフレッド・スローン)

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