■「黒んぽ好き」「女郎好き」■~救うのは私たちの義務~
おはようございます。
まぶしい陽が差す高知の朝です。
夜明けの冷え込みが
随分と和らぎましたね。
今日はこれから下り坂、
夜には雨になりそうです。
一雨ごとに暖かくなるんでしょう。
日曜日、良い休日をお過ごしください。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドレイスタットは、
黒人工員もみんなと同じに、
尊敬に値する人達だと
苦情を抑え込んだが、
組合は人手の手当がつき次第、
彼女たちをレイオフすることを
約束せよと迫った。
そして、
当時のUAW(全米自動車労働組合)では、
南部出身の保守的な活動家が
実権を握っており、
彼らは、白人女性の職場進出にさえ
抵抗していた、
と続ける。
彼らにとっては、
黒人の売春婦を同僚にするなど
とんでもないことで、
ドレイスタットも、
戦争が終わって
正規工が復員してくれば、
彼女たちをレイオフ
しなければならないことは
覚悟していた。
ドレイスタットは、
「黒んぽ好き」「女郎好き」
と言われながらも、
組合相手に彼女たちの
職場を守ろうとした。
彼は言った。
「生まれて初めて、
まともな賃金をもらい、
まともな仕事をし、
いっぱしの権利も持てたのだ。
はじめて誇りも持てたのだ。
屈辱の人生から
彼女たちを救ってやるのが、
私たちの義務じゃないのか」
(3 アメリカの日々14章プロの経営者、アルフレッド・スローン)
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