■補完的失業給付の導入■~組合要求で渋々導入~

 おはようございます。


薄い雲を通して日が差し始めた

高知の朝です。


今日は春分の日、

東京では桜開花、

高知も間もなく咲くでしょうね。


四国地方は今夜から2、3日は

天気が崩れそうです。

一雨ごとに春に近づきます。


良い休日をお過ごしください。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬




ドラッカーは、

働く者への収入保証と

自治的な職場コミュニティの二点において、

その後、アメリカにおいて

前進というものがあったとするならば、

この考えに理解を示してくれた

ウィルソンのおかげだった、

とした。



そしてドラッカーは、

ウィルソンに対して、

賃金保証については、

1935年頃一度検討したが

諦めたという経緯があったと話した。



さらに、

そのようなことをすれば、

GMだって潰れてしまうが、

それでももう一度検討しろ

というわけですね、

と問うた。



ドラッカーは、ウィルソンとの

こうした検討から生まれたものが、

今日アメリカの多くの製造業で

実施されている

補完的失業給付だった、

とする。



この制度は1947年から

実施できるはずだったので、

ウィルソンに、

いつから実施するのか

と聞いたところ、

次のとおり答えた。



「いや、そういう実施の仕方は


 しないつもりです。


 組合に要求されて


 渋々導入するというかたちに


 なって欲しいんです」




(3 アメリカの日々14章プロの経営者、アルフレッド・スローン)

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