■株主の利益のみを最大化すべきか(1)■~均衡ある利益の実現~
おはようございます。
未明の高知、
南西の空に下弦の月が浮かんでます。
冷え込みも緩く、
日中も15度を超えそうです。
木曜日、良い一日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
~『ポスト資本主義社会』から
ドラッカーは、
企業のマネジメントは、
近ごろでは、
利害関係者間の均衡ある利益を
実現すべきものとはされていない、
とする。
そしてそれは、
株主の利益のみを最大化すべきものと
されるにいたってしまった、
と続ける。
さらに、
その結果、
企業が短期的視点から
マネジメントされるようになったと嘆く。
上田さんは、
こうして企業が持つ富の増殖能力は
大きく傷つけられることになり、
得られたものは、
一時的な株価の上昇であり、
長期的な業績の低迷だったとする。
「ドラッカーは、
長期的な成果は短期的な成果の累積ではない、
という。
かつてマネジメントとは、
ステークホルダー、
すなわち多様な当事者間における
均衡ある利益の実現を図るものとされた。」
(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 6公益をもって自らの利益となす)
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