■擬似分権による弊害■~成果は、組織内部の意思決定による。~

おはようございます。

どんよりした空気の漂う
川崎の朝です。

午後には一雨もありそうです、
お気を付け下さいね。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



5つの組織形態その4、
擬似分権組織

ドラッカーは、
分権組織にまさる組織構造は
ないとした。

しかし事業ごとに分割することが
不可能な組織は、
擬似分権組織を
採用すべきであるとする。

本来分割できない事業を分権化し、
可能なかぎり自治権を与え、
独自のマネジメントを持たせ、
分割した範囲に関する損益について
責任を持たせる組織である。

この組織形態の問題点は、
本来分割できないものを
擬似的に分割することにより起こる。

成果を分割するとことにより、
一人ひとりが成果に
焦点を合わせることが困難となり、
組織のなかの人間一人ひとりが、
自らの仕事と組織全体の仕事を
理解することも困難となる。



「擬似分権組織において

  分権化される組織単位は、

 本当の意味での事業ではなく、

 その成果も、市場での成績によって

  評価できるものではない。

 成果は、市場によってではなく、

 組織内部の意思決定によって左右される。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第7章 マネジメントの組織 34 五つの組織構造)











































































































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