■直接、見て、知って、理解すること■~すべてがうまくいかなくなる。~
おはようございます。
雲が垂れ込める川崎の朝、
台風の影響もあり、
月曜まで荒れ模様の天候です。
明日は衆議院選投票日、国民の権利であり、
一人ひとりに課された政治選択の責任でもあります。
台風上陸の前に、
早めに投票に行きましょう。
こんな天候ですが、よい週末をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬
ドラッカーは、
事業にとって多角化は、
複雑さを生み出す原因となる、
とした。
そして、その複雑さが
困難な問題を生み出すこととなり、
「何かがうまくいかなくなると、
すべてがうまくいかなくなる。しかも同時に」
という、マーフィーを超えた
ドラッカーの法則と呼ぶべきものが働くこととなる。
では、組織がマネジメントできなくなるという
複雑さの限界はどこにあるのか。
それは、トップマネジメントが
働く人、経営環境、顧客、技術等を
直接、見て、知って、理解することができなくなり、
報告、数字、データなど抽象的なものに
依存するようになったとき。
ドラッカーは、
マネジメントは、自らの現状を、
机上で他人から抽象的に伝え聞く
ということではだめで、
自らが具体的に把握できなければ
成立しない、
とする。
「実は、最高の業績をあげた企業が、
高度に集中化した単一市場ないしは
単一技術の企業であったと同時に、
最悪の業績をあげた企業もまた、
高度に集中化した単一市場ないしは
単一技術の企業だったのである。」
~P.F.ドラッカー「マネジメント」
(第9章 マネジメントの戦略 41 多角化のマネジメント)
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