■意思決定の留保■~チームとしてのみ判断する問題~

おはようございます。

雲が空を覆う川崎の朝です。

西日本から徐々に下り坂、
東京地方は深夜から雨の様です。

10月スタートの月曜、
今週もよろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



トップマネジメントがチームとして
機能するための厳しい条件。

◆トップマネジメントチーム内で
検討しなければならない意思決定がある。

ドラッカーは、
トップマネジメントのメンバーは、
自らの担当分野についての意思決定を、
責任を持って行わなければならないとした。

しかし、ある種の意思決定は
トップマネジメントチーム内でチームとして検討し、
判断しなければならないとする。

もちろん、それがどの問題であるかは、
あらかじめ決めておく必要がある。

例えば、
▼事業の原理原則である
「われわれの事業は何か。何であるべきか」
の定義

どのような顧客満足を生み出しているのか、
今と異なるどのような顧客満足を生み出すべきか

▼既存の製品ラインの廃止
例えば、自動車メーカーが、
「トラック」という製品ラインから事業撤退すること。

▼新たな製品ラインヘの進出
例えば、フィルムメーカーが、
「化粧品」という製品ラインに参入する。

▼巨額の資本支出を伴う決定
企業や事業部門全体の屋台骨を揺るがすような支出

▼主要な人事
部門運営や事業全体に関わる様な人事


「トップマネジメントのメンバーは、

  自らの担当分野では

  意思決定を行わなければならない。

  しかし、ある種の意思決定は

  留保しなければならない。

  チームとしてのみ判断しうる問題がある。」

~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第8章 トップマネジメント 38 トップマネジメントの構造)






































































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