■取締役会は虚構■~トップマネジメントの脅威~

おはようございます。

雲の多い川崎の朝、
東京地方、日中は快復予報です。

今夜は十五夜、少し気温が下がりそう、
月見には上着が必要ですよ。

今日も一日よろしくお願いします。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



ドラッカーは、
トップマネジメントが
チームとして機能するための
厳しい条件を示した。

続いて、そのトップマネジメントの
統治機関であるべき取締役会について説明する。

ドラッカーは、
この取締役会を本来の機能を果たせない、
虚構であるとし、その根拠として、
次のとおり指摘する。

◆大企業の所有権は、株主の手にあり
取締役会はもはや所有者を代表しない。

◆非常勤取締役は、利害関係を持っていないので
企業に対して批判的な態度をとらない。
 また、徹底的な検討を行う時間もなく、
統治機能を果たせない。

◆トップマネジメントは、
自らに成果と業績を要求する取締役会を望まない。
 さらに取締役会が衰退し、虚構になったことに満足し、
完全に消滅することさえ望む。


意味ある取締役会とは、
トップマネジメントに成果と業績を要求し、 
成果と業績をあげないトップマネジメントを
排除する役割を持つもので、
都合の悪いことを質問し、
事前に報告することを要求し、
さらにトップマネジメントの提案を
そのまま鵜呑みにせずに理由説明を要求する。

このようなことが、
トップマネジメントにとっての、
脅威となり牽制となる。



「不祥事が起こると、取締役会が愚鈍だった、

 怠慢だった、情報を持たなかったといわれる。

 だが、同じことが繰り返し起こるならば、

 問題は個々の取締役会ではなく、

 取締役会という制度そのものにあると

 結論せざるをえない。」


~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第8章 トップマネジメント 39 取締役会)







































































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