■「自分がやりたいこと」への誘惑に打ち克つ■~いますべきことを断行~
おはようございます。
薄い雲が空を覆う川崎の朝、
少し肌寒い感じですね。
今日は曇り時々雨、傘の携帯をお忘れなく。
今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
有能なリーダーシップの例として
アメリカ大統領トルーマンがとった行動を
例示した。
トルーマン自身が最も実行したかったのは、
先代大統領ルーズベルトが志半ばでやり残していった
「ニューディール政策」の完遂であった。
先代の遺志を継ぎ、自らも信奉する
経済政策を推し進め、
社会改革を実現するという国内問題に
傾注したかったのだ。
これが彼の”自分がやりたいこと”
に他ならない。
しかしこの誘惑に打ち克ち、
風雲急を告げる国際社会の難局を切り抜けるべく、
喫緊の課題である外交政策を断行することを
決意した。
”いますべきこと”である。
経営マネジメントで例えると、
志である海外進出より、
頻発する品質クレームへの対応なくして、
企業の存続はあり得ない、
ということでしょうか。
「「何をしたいか」ではなく、
「何をすべきか」を考えて行動したトルーマンは、
最高にして最大の功績を残した
大統領であると言えるでしょう。
歴史はルーズベルトを讃え、
トルーマンを過小評価するきらいがありますが、
実際の序列は反対にすべきである、
と私は考えています。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第5章 経営とは?リーダーとは?)
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