■「株主資本主義」の嘘■~最優先すべきは顧客の利益~
おはようございます。
清々しい空気が漂う川崎の朝です。
日中は陽射しが厳しく、真夏日になるとの予報。
急激な温度変化にご注意を
良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
有能なリーダーは、
組織の「事業の代理人」として、
つねに事業にとって何が有益かを問うている、
とした。
そして、事業への有益性に関して、
株主の存在についての問題を提起する。
「株主利益の最大化」というお題目を
声高に唱える企業はよく目にするが、
これは”事業の代理人”たる経営者の判断を
揺るがしかねない問題である。
もちろん投資は企業活動の源泉として
重要な資金である。
しかし多くの株主は、
企業の育成支援よりも目先の利ザヤ、
自分自身の利益のみを目的にする。
ドラッカーは、その「株主資本主義」に、
乗じてはならないと警鐘を鳴らす。
顧客の利益なく企業の利益はない。
顧客満足なく企業は存在できない。
ここにしっかりと軸足を置かなければならない。
「事業にとって、あるいは経営にとって、
最優先すべきは決して株主ではありません。
経営者が自身や株主の利益を考え始めたら、
決して事業がうまく回転していくことなどありえないのです。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第5章 経営とは?リーダーとは?)
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