■カリスマを唾棄せよ■~危険で馬鹿げた考え~
おはようございます。
薄曇りの川崎の朝です。
今日は風が強くよこなぐりの雨、お気を付け下さい。
今日は長兄の命日、24年前に48歳で亡くなった。
原因は膵臓がん、若いだけに進行も早かった。
終末は人それぞれで、本人の意志を超える。
運命とも言われるが、
若い命だけに不条理との思いが未だに心に残る。
今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、偉大なリーダー、カリスマ、
スーパー経営者などというものは
危険で馬鹿げた考えであり、
さらにカリスマ性というものに対しては、
不快感を抱くべきである、
とした。
そして、ヒトラーやスターリン、毛沢東などの
独裁者を例に挙げる。
彼らは、多くの市民が不満解消のための
リーダーを待ち望み作り上げたもので、
言動が誤っていても、全てが支持され、
やがて存在自体が唯一絶対の正義となった。
経営リーダーについても同様で、
彼等の言動を通して知らなければならないことは、
彼等の価値観が正しいものであり、
正しいことを行おうとしているかなのだ。
ドラッカーは、必要とされているのは、
リーダーを待望する姿勢ではなく、
リーダーの登場を恐れることなのだと、
再度明言する。
「「彼らが象徴しているもの」や
「彼らが代弁する価値」が信頼に値するか、
それを見極めることなのです。
もう一度言います。
カリスマ性というものに対しては、
不快感を抱くべきです。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第5章 経営とは?リーダーとは?)
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