■意見の不一致を生み出す■~真摯な不同意~
おはようございます。
青空のところどころに
朝日に赤く染まる雲が浮かんでいます。
庭から入る風は、ずいぶん涼しく感じます。
日中は30度超え、熱中症にお気を付け下さい。
今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
仮説の有効性を検証するには
事実はどうあるべきかを問う必要がある、
とした。
そして、
行うべき意思決定は、
満場一致で決められるものではなく、
意見の不一致を生みだす必要がある、
と続ける。
さらに、
一つの行動だけが正しく、
他の行動はすべて間違っているという仮定や、
自分は正しく、彼は間違っているという仮定から
スタートしてはならない。
ただし、意見の不一致の
原因は必ず突き止めなければならない、
とする。
このような意見の対立を促すのには次の理由がある。
・不完全であったり、間違ったりしている意見にだまされることを防ぐため
・検討の対象とすべき代案を手にするため
・行った意思決定が実行の段階で間違いや不完全が明らかになったとき、
次善策のあしがかりとなるため
・創造力を刺激するため
●とるぺき行動
意見の不一致を歓迎したことはあるか?
●身につけるべき姿勢
意見の不一致を歓迎する風土を醸成する。
「アリストテレスに発し、
初期キリスト教会の原則とまでなった言葉がある。
本質における一致、行動における自由、
あらゆることにおける信頼である。
信頼が生まれるには、
あらゆる反対意見が公にされ、
真摯な不同意として受けとめられなければならない。」
~P.F.ドラッカー「プロフェショナルの原点」
(第6章 意思決定を的確に行う)
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