■ドイツ最後の夜■~僕がいることはないよ~
おはようございます。
今朝も雲が多い川崎の空です。
東京地方の日の出が5時台に突入、
連れて気温も上昇、
日中は20度近くになりそうです。
寒暖差にお気を付けください。
休肝日明けの水曜日、
今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
ヒトラーのドイツが崩壊したとき、
「ニューヨーク・タイムズ」の
小さな記事が目を引いた、
とした。
そして、
ヘンシュの名にお目にかかったのは、
1933年のはじめ、
ドラッカーがドイツを去って
以来のことだった、
と続ける。
しかし、
ドラッカーは、
彼のことは何度も思い出していたとし、
それは、ドラッカーはドイツ最後の夜を
この怪物と過ごしていたからだった、
とする。
1932年の春、
ドラッカーはナチスが政権を取ったら
ドイツに居続ける気のないことを自覚したが、
子供の頃からの友人ベアトルトが、
当時住んでいたフランクフルトに訪ねてきて
夜を明かして将来について話し合ったときに、
特に何の意識もなしに彼にこう言った。
「ベアトルト、
はっきりしていることが一つだけあるんだ。
ナチスが政権を取った後のドイツに
僕がいることはないよ」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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