■第一級の失態■~大国を見捨てることはできる~
おはようございます。
今朝も雲が多い川崎の空です。
昨日は寒さが緩んで暖かな一日になりましたが、
今日は一転冬の寒さに舞い戻ります。
寒暖差にお気を付けください。
日曜日、良い休日をお過ごし下さい。
----------------------
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
クレイマー・ドクトリンに
一字一句従ったかたちでの、
日本の頭越しの中国承認、
1971年のドル切り下げという
二つの日本無視の政策は、
まったく必然性のない
外交上の大失敗だったと
いわなければならない、
とした。
そして、日本がその産業力のゆえに
アジア太平洋地域における大国となることは
目に見えていたことで
ヨーロッパの同盟国の意図的な無視にしても、
外交における経済的要因の無視にしても、
同じように第一級の失態だった、
と続ける。
ドラッカーは、
確かに中級国には
行き場所はないかもしれないが、
逆に大国を見捨てることはできるのである、
とする。
「そして事実、
キッシンジャーの時代の
最初の外交危機たる1973年の中東戦争において、
ヨーロッパ諸国はあっさり
アメリカを見捨てたのだった。」
(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)
コメント