■ケネディの外交政策■~ブロンクスにはアラブ票がない~
おはようございます。
薄っすらとした雲が空を覆う川崎の朝です。
昨日から寒さも緩み、
今朝も冷え込みは穏やかでした。
今日はこの雲が段々と北上、
午後には本格的な雨となりそうです、
雨具をお忘れなく。
金曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
世界中でアメリカほどに、
国境の外にも世界があることを簡単に忘れ、
自らの国力と同盟国への考慮抜きに
国内政策を決定する国はない、
とした。
そして、
「ブロンクスにはアラブ票がない」という理由で、
アラブ圏の真っ只中への
イスラエルの建国を支持したのが
ハリー・トルーマンだった、
と続ける。
ドラッカーは、
アメリカは外交政策を必要としており、
単なるジェスチャーや
独立記念日の決まり文句で
済ませるわけにはいかないとの
キッシンジャーの考えは正しかった、
とする。
「『私はベルリン市民です』
と言いつつベルリンの壁を認めたり、
キューバのビグズ湾侵攻に失敗したり、
従属国の保護者として
ベトナム戦争に深入りしていった
ケネディの外交政策が、
そのようなものだった。」
(Ⅰ 失われた世界 7章キッシンジャーをつくった男クレイマー)
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