■著書は焚書処分となる■~ドラッカーの思想的な立場~
おはようございます。
雲が多い川崎の空模様です。
これから下り坂、
明日は強い雨が降りそうです。
土曜日、良い週末をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、
シュタールの政治思想を
主題とする本を数週間で書き上げ、
政治学と政治史の名門出版社、
チュービンゲンのモーア社に送った、
とした。
そして、
やがてこの小冊子は、
ナチスによって、
ドラッカーの希望した通りに
正しく理解され、
発行されるやただちに禁書とされ、
焚書処分にされた、
と続ける。
ドラッカーは、
その小冊子が世の中に
何か大きな影響を
与えるという期待は
もともとなかったが、
それは、ドラッカーの思想的な立場を
疑う余地なく明らかにした、
とする。
「こうして私は、
選挙の度に議席を減らしていたナチスが、
一九三三年一月三一日、
社民党の伸長に驚いた右翼と
軍部の後押しによって政権を握ったとき、
すでにドイツを離れる準備ができていた。」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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