■退職の翻意を頼みに来た■~社主と編集長をクビに~
おはようございます。
薄曇りの空がだんだん明るくなってきた、
川崎の朝です。
今日もぽかぽか暖かな一日になりそうです。
火曜日、今日も一日よろしくお願いします。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ヘンシュは、
共産党とナチスの
両方の党員証を持っていたことを指摘されると、
取材するためには必要だ、
との説明をした。
そして、
午後はナチスの幹部会に出て、
そこで大学のコミッサール付きの報道顧問と、
アンツァイガーの党代表に任命された、
と続けた。
さらに、
責任者になったことを知らせるために、
ヘンシュ自身が編集会議を招集し、
そこでドラッカーが退職したことを知り、
考え直すことを頼みに急いで来たんだ、
とした。
ヘンシュは、
ユダヤ人である社主を既に追放し、
左翼で細君も社民党の議員の妹である
ユダヤ人の編集長もすぐクビにするので、
ドラッカーを必要としているとし、
次のとおり続けた。
「僕自身が新聞の編集を
やっているわけにはいかないからね。
実は、フランクフルトの
全マスコミの面倒をみなければならないんだ」
(Ⅱヨーロッパ人々 8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命)
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